今スキー旅行などの人気がなぜ再燃している?

バブル期に全盛期を迎え、冬のレジャーの王道ともいわれたスキー旅行ですが、バブルが崩壊すると人気は降下していき、名実ともに冬の時代を迎えていました。しかし、近年その人気が再燃しつつあります。シーズン中でも閑散としていたゲレンデに人が戻り、最盛期には及ばないものの、あの頃の輝きを取り戻す勢いにあります。ではなぜ、このようなV字回復を遂げるに至ったのでしょうか。

その大きな要因の一つに挙げられるのは、多くのスキー場などが家族連れを意識した経営にシフトしたという改革が挙げられます。近年、レジャーの中心は家族みんなで楽しめるような所が好まれる傾向にあります。従来のスキー場などへの旅行は、今までにウインタースポーツの経験があるような人が楽しむための所のような性質がありました。そのような傾向を改め、親子そろって楽しめるような難易度のコースを作る、ウェアなどを持っていない人のために、一式がレンタルできるなどの工夫をしてきたことが復権につながっているようです。

また、スキーなどと一緒に温泉や別のアクティビティなどが楽しめるという、旅行に付加価値を付けるようなプランを多数販売しているということもお客さんの足を戻す要因となりました。さらにこの復権に欠かせない存在なのが、外国人観光客の存在になります。外国人の人にとって、日本の雪質というのは非常に魅力的に映るようです。そして雪をほとんど見たことのない中国および東南アジアの人たちが、日本の魅力的なスキー旅行に目を付け始めたということも大きい要因の1つになります。

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